木と人のあいだに、かたちを置く。
木は語りかける素材です。 一枚の板のゆがみ、節の呼吸、光の吸い込み方。 その声を聴き、導くように形を生み出す。 それが、私の仕事です。
Wood Coordinator(木材造形師)
木を扱うとき、私は「加工する」よりも「対話する」という意識で臨みます。
一本の木が育った環境や年輪の流れには、その土地の時間や気候、人の営みまで刻まれている。それを感じ取り、現代の空間や人の暮らしに調和させる。
私の仕事は、その調整役 ── 木材のコーディネーター です。 技術よりも、呼吸を合わせることを大切にしています。
活動領域
・領域内容造形刀剣における白鞘の設計と制作
・国宝・重要刀剣の白鞘を手がけるクラフト制作オブジェ・小物・アートピースなど
・木の表情を活かした造形素材ディレクション木材選定・仕上げ監修など
「木材造形師」として、木・空間・人の三者が調和する場所づくりを目指しています。
制作拠点:Wood Atelier YOHAKU
兵庫県伊丹市の一室を拠点に、静かな制作を行っています。
このアトリエでは、素材の試作・実験・記録が中心です。生活の延長線にある “木との共生” を探っています。
作品ブランド:YOHAKU WOOD
YOHAKU WOOD は、私の造形思想をかたちにするための作品ブランドです。
「余白」という概念を、木の質感や構成の中に落とし込む。
家具でも装飾でもなく、”間” そのものをデザインするシリーズとして展開しています。
YOHAKU WOOD シリーズ
- 玄木(げんぼく) – そのままの木材
- 整木(せいぼく) – 整えられた木材
- 極木(きょくぼく) – 極められた木材
木が静かに呼吸できる空間を、ひとつずつ。
メッセージ
私にとって木工は「ものづくり」ではなく、「関係をつくる行為」です。
木と人、自然と都市、過去と未来。 その間にある見えない “余白” を形にすることが、Wood Coordinator としての使命だと思っています。
これからも木の声を聴きながら、その調和を社会に届けていきます。
Contact
制作・協業・展示などのご相談は、お問い合わせフォームからお送りください。
静かな木の仕事を、共にできることを楽しみにしています。